Visual SLAM

Overview

Visual SLAMについて

Visual SLAM (Simultaneous Localization and Mapping)とは、カメラで撮影された映像から環境の3次元情報とカメラの位置姿勢を同時に推定する技術です。Qonceptでは、特に単眼やステレオ画像を用いた画像処理ベースのSLAMを1920x1080 60fpsの映像でリアルタイムに動作させる技術を保有しています。

Qoncept Visual SLAMの特徴

Visual SLAMで使われる技術

弊社で用いる手法としては、速度優先の特徴点/線ベースで3次元構築する手法や、精度優先で特徴点+特徴点周辺の画素の3次元構築を行うsemi-denseな手法があり、用途や求められるパフォーマンスに応じてカスタマイズすることが可能です。一度認識をロストした際には、ARで使われる特徴点ベースの初期位置推定技術が使用され即座にSLAMを復帰することができます。

PTZ推定

三脚にカメラを乗せた時のようなパン・チルト・ズーム(ロール)の推定に限定したSLAM技術も独自で保有しており、この場合レンズのズームとレンズ歪みの急速な変化にも対応して非常にロバストに動作します。

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抽出された特徴点
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PTZ:ゴルフ中継の事例

利用事例

バーチャルプロダクション

実在する人物や環境などを3DCG化し、バーチャル空間に展開する撮影ワークフローを提供。この演出を実現するためには、撮影カメラの位置や向きなどを推定する必要があり、その自己位置推定技術にQonceptのSLAM技術が利用されています。

産業用UAV(ドローン)による社会インフラ点検

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道路の橋などの社会インフラの点検に使用する産業用UAV (ドローン)の飛行速度制御に、Qonceptの画像認識技術が採用されました。